いただきストリートDS:勝つための長文攻略



重要なのは目標金額を調達できる手段を持っているかということ。
目標20000の面で今現在現金17000のみ持っているプレイヤーと、現金300・株5000・店6000(独占エリアあり)のプレイヤーとでは
どっちがより目標に達しやすいかは明らか。途中の順位はそれほど重要ではない。5倍買いなどで一時的に最下位になろうと
最後の最後に目標金額を達成して銀行に駆け込めばそれで優勝できる。


資産を増やす方法は大きく分けて買い物料・相乗り・インサイダーの3種類。
確実性は後者になるほど上。買い物料で稼ぐには相手が止まってくれる必要があり、分岐のあるステージでは
高い店が避けられてしまうのはよくあること。また試合結果のいただき・振込み総額を見ればわかるように、
自分に入る買い物料と自分が支払った買い物料は均衡している場合が多い。店を平均程度持っていて
ある程度の増資をしていれば、最終的に買い物料による収支はトントンになるということ。だから1〜2周目で100〜200程度の
店を踏んでしまってもそれほど気にしないのが吉。どうせ最後には取り返せる。


ただ例外として、相手に3軒目や独占エリアを全て増資されてしまうと収支均衡はあっさり覆る。
一本道のエリアだと避けようがないし、そうでない場所でも自分は必死に避けてる横で
賞金狙いのCOMが突っ込んでいくのはよくあること。2000の店を踏めば持ち主とは4000の差がつく。
これは痛いとしか言いようがない。何より自由に歩けなくなるし、安心してサイコロを振れなくなる。いたストにおいて
サイコロのようなランダム要素に頼るのは上手くない戦法。運任せでは安定した勝ち方はできない。
というわけで相手が3軒目以上で増資する機会を見せたら、可能な限り早く5倍買いで崩してしまうのが良い。増資を防げるのはもちろん、
相手がそのエリアの株を買っていたらそれを無駄にさせる効果も狙える。将来的に買い物料で1000とか2000とか取られることを考えれば
安いもの。ただし自分の所持金と株を全て使い切るような5倍買いはしなくていい。それをすると巻き返すのが難しくなるから。
後述する相乗りによる資産稼ぎを目指すなら別だが、やはり高い店をおめおめと作らせてしまうのはマイナスの面が多すぎる。
逆に自分が3軒目以上を揃えた場合、相手の5倍買いには極力警戒するように。そうした場合も闇雲に999増資すればいいというものではなく、
そのタイミングについてはインサイダーの項で語る。


次は相乗り。増資するほどの店を持っていない場合、もしくは相手の3軒目や独占が脅威になりそうな局面で
相手と同じ株を買うことによってその収益に便乗する戦法。相手が何株持っていても気にせず増資する低ランクのCOMには
抜群の効果を発揮する。また増資を控える高レベルのCOMや人間に対しても「高い店を作らせない」 「株を手元で腐らせる」
という点でこれまた有効。増資していない3軒目など5倍買いであっさり買い崩せる。
相乗りで利益を狙う場合の構造的な欠陥として「相手は株による収益+高額の店が手に入るが、相乗りしている側は株の儲けのみ」
という点が挙げられる。高い店をむざむざ作らせないと相乗りでは稼げない。そして前述の通り、高額の買い物料は確実性にこそ欠けるが
時として致命傷になりうる。そのエリアが離れ小島にでもあるならともかく、銀行周辺だった場合、相乗りで稼いだ分をそのまま
持っていかれてしまうこともある。つまり相乗りの本分は増資の妨害であり、万が一増資されてしまった場合に損害を最小限に抑えるための手段。
そう、相乗りの本分は妨害にある。特に終盤、目標金額に達しそうな相手に対して毎ターンそいつが持ってる株を10ずつ売っていく戦法は
避けられない・いつでも可能という意味で妨害の最上級。相手の持ち株によるが、だいたい1ターンに400〜600は削れて接戦状態ではそれが致命的な差になる。
人間だとさっさと全株売り抜けてしまうケースが多いが、COMは目標金額に達するまで全株売りはしない。早め早めに削っていくといい。


最後にインサイダー。株買って店に増資して、株の値上がり分で儲ける手法。
攻めの手段として最上級。株の儲けだけでなく高額の店で自分以外の全員にプレッシャーをかけることができる。
場合によってはマークを諦めてもう1周してくれることすらある。
300程度増資できるエリアがあるのなら、2周目からでもやってしまうべき。株の収益は大してないだろうけど、
序盤で買い物料100オーバーの店を持てるのは大きい。
本格的にやるつもりなら3軒以上揃えないと話にならないので、とにかく店を多く集めるべし。
中盤以降で600程度の店なら5倍買いしてしまうのもいい。あとあと交換の材料に使えるし、増資の機会も増やせる。


3軒以上を自力で買って揃えられたのならラッキーだけど、そんな機会はあんまり無いので交換や5倍買いが超重要。
交換はその場の空気をよく読んで。独占エリア持ってる相手に「交換すればお互い3軒目になりますよ」という交渉が通じるはずもないわけで。
それと相手の位置や所持株数にも注目。相手が株持ってたりすると交換して即座に増資されかねない。銀行付近で賞金間近な場合も同様。
交換は「相手が株持ってないけど自分は持ってるorすぐに買える」状況で行うのが理想。もちろん相手もその辺は見てるけど、100程度余分に払えば
結構乗ってくれる。そして5倍買いは元手こそかかるものの、「相手の店を1軒減らせる&相手にインサイダーのチャンスを与えない」という点で有効。
インサイダーの下地作りには、時と場合によって両者を使い分けるのが大事。
ちなみに自分の好きなパターンは交渉でお互い3軒目にした上で、相手の3軒目を5倍買いで崩すこと。


増資のタイミングについて。相乗りはそれほど気にしなくて良い。COM相手なら多少儲けられても後から10株売りで削れるし、
人間の場合も店が高くなる分こっちが有利。重要なのは株をどのくらい貯めるかということ。株の値上がりで儲けるのがインサイダーなので
当然株をたくさん持っているほどその効果は大きくなる。99×3で約300株持っていれば、1回のMAX増資で9上がったとして2700の儲け。
これが99株だと儲けは900程度になってしまう。儲けが目標金額に満たない場合は、あまりがっつかず株を貯めた方がいい場合もある。
特に独占の場合、増資上限が大きいので99株程度では確実に途中で資金が足りなくなる。MAX増資で900儲けてもその後に株を売って600損するとか
そういう事態になってしまう。一度MAX増資した株を後から99株買い足すことは非常に困難なので、独占の場合、本格的な増資は最低でも150株は
持ってからにすること。その間は5倍買い対策として、弱い箇所に200〜300程度、株を買うのが難しくならない程度の増資をしておくといい。
3軒目なら99株で十分。威力は弱くなるけど、中盤なら買い物料1000オーバーの店を作れば十分以上のプレッシャーになるし、
儲けた資金で他のエリアを5倍買いしてもう1つ3軒目を作ったり相手の3軒目を崩したりと、できることの幅が広くなる。


最後にまとめると、
「自分は3軒目や独占を狙いつつ、相手のそれは全力で妨害する」
「相手が目標を達成しそうになったら10株売りでとことん妨害」
というのを心がけていればCOM相手にそうそう遅れを取ることは無いかと。
何気に逆転要素の強いゲームですので、前半で少々負けていても諦めずに相乗りなり5倍買いなりで
精一杯あがいてみてくださいまし。それで負けてもその経験は決して無駄にはならないでしょうから。