世界はあたしでまわってる

世界はあたしでまわってる

通称、あたまわる。その名のとおりテキスト全般がめっちゃ軽くて面白えです。
だって誰ひとり深刻な台詞を吐かないんですよ。魔物に襲われてる村の村長とかですら大変大変言いつつどこかトボけた味がある。
冒頭で美形冒険者にフられた直後の主人公がたぶん一番暗かった人でそれすら5秒で復帰する。とにかくストッパーがいないんです。アゲアゲです。
ゲーム部分もひたすら軽快。戦闘は敵が1匹だったら10秒で終わるし頭数が多くてもグループ攻撃アイテムが早い段階で買えるのでボス戦以外は長引きません。
レベルを上げたかったらわがまま言って経験値を増やせるし、アイテム拾いたかったらわがまま言ってドロップ率を上げらられるし、店に買いたい物が無かったら
わがまま言えば新製品が出てくるし、宝箱に鍵がかかっていてもわがまま言えば開きます。それらに必要なわがままポイント（WP）は宿屋に泊まれば回復するけど
さりとて無制限に使えるほど多いわけではなくきっちり計算する必要があってそこがプレイヤーの腕の見せ所。ちなみにWPの最大値はレベルアップの他にも
依頼をクリアして人の役に立てば立つほど増えて行きます。つまり活躍すればわがまま言い放題になるという仕組みなわけで、その辺も少し面白いなあと思いました。