FFCC 小さな王様と約束の国

  • 小さな王様は「性格:チャイムさんLOVE」なので追加衣装が無いとやる気がガタ落ちであった。頭の上は常に青バルーン状態だった
    • 冒険者と違って小さな王様には青バルーンを音符マークに変えてくれる人はいない。街を歩けば慕ってくれる民や配下は大勢いたが、彼がただ一人想う人は酒場の中で楽しげに微笑むばかり。呼び付けても交わされるのは事務的な会話のみ。小さな王様は溢れる皆の信頼の中で孤独であった
    • そんなある日、ついに追加コンテンツのDLが始まった。本体の配布からちょうど七日目の事である
    • 他種族の家:800ポイント 王様とチャイムの衣装:それぞれ100ポイント 新たな施設と追加ダンジョン:300ポイント
    • 計1300ポイント。何の躊躇もなく小さな王様は落とした。傍で見ていたパブロフがシグルイっ面で何か呟いたが小さな王様はそれどころではなかった
    • 血走った目でマップを確認する小さな王様。追加要素を解放するための新ダンジョンの数々。他種族の家3種類の建設フラグは左上にあった。いずれも今すぐ攻略できるレベルである
      • ただちに大号令が発せられ、全ての冒険者と旅人、平均レベル30に達しようかという面子が本気モードでレベル12のダンジョンに突撃した。見つかるや否や総攻撃を食らったボスは何かを悟ったような顔でエテリアの流れの中に還った。こないだこっそりクリアしたOZごっこである
      • かくして翌日からセルキーの家が建設可能となった。建設限界数は五軒であるが、それを聞いた時には小さな王様は既に五軒目を建て終わっていた。恐るべき建築術の冴えであった
      • まだ精霊石が余っていたのでついでにユークとリルティの家も建てようという事になった。それは実行され、約束の国は一夜にして様々な人種が行き交う国際色溢れる空間となった
      • 街は以前よりも活気づき、旅人ではない国民ver.のセルキーたちと接することで小さな王様のやる気ゲージは青バルーンから緑マークにまで回復した
      • 追加衣装の方はそこそこの出来だったが、小さな王様的には新たに追加された「チャイムの部屋に行く」コマンドの方が気になったので12回実行したけど12回テレポで飛ばされた
      • 「選べないならコマンド出すなよ!」とブチ切れた小さな王様が冒険者たちにチャイム部屋攻略を命じそうになったのでヒュー=ユルグが影腹を召して忠言したら小さな王様がドン引きして丸く治まった。新しい血族ごっこが続いていなかったのが幸いした。内臓出して倒れたヒュー=ユルグは白魔法学院長がケアルガって言ったらムックリ起きあがって訓練場に戻った
      • 空きスペースからして追加衣装はまだ二種類ほどありそうな気配であった。小さな王様は「町人セルキーver.の衣装希望」とスクエニにメールを送ったが、それが受理されるかどうかはまた別の話。別の機会に語ろう