デュラララ!!×4:成田良悟 電撃文庫



ドタバタする映画のようにスラスラ読める一冊でした。
いつものように複数のパートが同時進行で時系列がややこしく入り乱れたりしてるんですけど
別に難しく頭を使わずともその場その場で状況が進行していく様子を追っていくだけで面白い、つまりは
何と言いますか、つまらない箇所が無かったのです。どこを読んでいる時もドキドキしたりニコニコしたりで
全くダレることなく370ページ強の分量をあっさり読み通せました。下半分が真っ白なわけでもなく厚さに見合った文字数を
備えていながらここまでサクサクした読書感を醸し出せるのは得難い才能だと思います。


ここから中身について。他シリーズと比べて不自然に乳が多いと思うのです。バッカーノとかせいぜい白衣と元眼鏡の人だけだったのに
池袋ではメインキャラの大半がけしからん事になってます。きっと何かの伏線です。九十九屋真一かフェルメールかヴォッド市長かバネ足ジョップリンか
はたまたその全員が一枚噛んでるに決まってます。理由? アニメ化した時にそっちのが映えるからじゃないですか?
あとチャットなんですけどアレ絶対参と狂でミスリードしてますね。実は体操服が狂で文学少女が参。なぜならその方が萌えるから。いや嘘だと思うなら
今から読み返して狂の台詞を全部体操服に当てはめてみてくださいよ。凄いでしょう? 脈絡無く分担しているそうですから「ネット上での振る舞い」が
リアルと違ってても全然不思議じゃないのですよ。いいですよねえ夢が広がります。さすが成田さんは小説家ですよ人々に夢と希望を与えてくれる。
それではポピュラスDSを待たせてますのでこの辺で。それと最後に、カバー折り返しの既刊紹介はそろそろ何らかの対策が必要だと思うんです。
バッカーノがあと5冊も出たらヤスダスズヒトさんの紹介欄が無くなりますよきっと。そしていずれは本人の欄も写真すらも作品紹介に浸食される。
作家は作品で語るのみ、と言ってしまえば格好良いのですけど、そうしても収まらなくなったら一体どうなってしまうのかな、と少し興味が出てきたり。
まあ普通に『バッカーノ! シリーズ』とか『バッカーノ! 1705〜2002』とかそういうまとめ方されると思うんですけどね。