バテンカイトス 終わらない翼と失われた海



オロチを仲間にできたのでガチャの方はいったん封印。
仲間になる直前の戦闘でコウが助けに入った時の「あっ……」が何というか、君とはじめて出会うRPGでした。


というわけで未開封の中古を安く確保しておいたこっちに移行。
パッケ裏の「君とはじめて出会うRPG」というフレーズがナムコというかテイルズっぽいなあと思ったり。
クラニンポイントの登録期限が2005年とかになってますが気にしない方向で。


面白いRPGですよこれ。主人公のカラスには目に見えない精霊がついていて、これがプレイヤーの分身です。
名前と性別も自分で設定できて、劇中のキャラが精霊と話す時にはカメラ目線になります。
「精霊を持つ人間には大いなる知恵と力が与えられる」という設定があるんですけど、
これはガンパレのようにプレイヤーが介入して戦闘や移動の際にアドバイスをしているから、と解釈できるんです。
結果、常に客観的な視点でゲーム的に有利な動きができると。


「プレイヤー=主人公」ではなく、「プレイヤー=主人公に指示を出す人」という構造。
そしてこの設定自体がきっちりシナリオに組み込まれている予感がしますというか確定ですよ絶対。
これもまたひとつの「ゲームならではのストーリー」ですな。


テキストもまたきっちり練られてて最初の村の村人たちの台詞からして考えさせられる言葉が満載ですし、
マグナスを使った戦闘システムもなかなか面白い。作中でセーブポイントの存在が意識されているのも気に入りました。
うん、これは今プレイしておいて良かったですよ。あと5年後だったらこの間みたいに色あせてしまったかもしれませんけど
今なら神ゲーだと評価できそうな予感がするのです。まだ2時間もプレイしていないうちから。