仮想世界の構築



複数の作品で世界観を共有させることで、
1つの作品だけに終わらない、それぞれの作品に含まれている情報量の合計よりもさらに広い世界を作ることができる。
本で言えば、例えば上遠野浩平作品の全て。あれはもう芸術の域。
例えば荒山徹作品の全て。柳生がアレで寛永寺がアレで天草四郎がアレで若き日の伊藤博文がアレな事態に巻き込まれる世界。
例えば川上稔作品の大多数(逢えば闘う奴らetcがちょっと微妙)。その一部はゲームにも進出している。
例えば高畑京一郎作品の全て。全員集合する完結編はまだですか。
ゲームで言えば、例えばドラクエ初期のロト三部作。2の時点で既に1の世界を拡張させる意図があった。
例えばFF9。十数年前に完結していた1の世界を再び表舞台に出したという点で興味深い。
例えばスパロボにおけるラーゼフォンやゲッター。不明確ながら、全てのスパロボ世界は平行して存在しているとも解釈できる。


別に世界観共有してなくても、作者が同じという理由だけで実は繋がってるんだと妄想してみるのも面白い。
麻生俊平とか、たんてーさんが助手だの委員長だのとワイワイやってる裏でザムザやイェマドの遺産使いが暗躍していても別におかしくはない。
中村九郎とか、七色天使がビップの使う神話の遺産でもギリギリ繋がるし。樹海人魚は世界設定からして全く違ってそうだけど。