ライトノベル風の表紙



売り上げに関してある程度まではプラスになるだろうけど、ベストセラーとか目指すのならむしろ障害になりかねない。
例えば金庸先生の大ファンで武侠物なら何でも読みたいという人がネットの掲示板か何かで
「日本人の書いた武侠小説あるよ。しかも思いっきり金庸リスペクト」とⅨの評判を聞いて喜び勇んで書店に出かけて
普段行かないようなコーナーをさんざん探した挙句あの表紙を見た時どう行動するか。
「……帰って笑傲江湖でも再読しようか。岳霊瑚×林平之萌え」
となるのが普通の反応だと思う。だから電撃は一般受けしそうな面子をイラスト抜きのハードカバーで出して
あわよくばベストセラーを狙ってるわけで。まあ実際図書館な戦争モノとかがそこそこの評価を受けてるわけで。
まあ実際日本の読書人口全体ではライトノベル読みより読まない人の方が多いと思うのでそっちを目指すのは戦略的に正しい。
任天堂がDSやWiiで非ゲーマーを取り込んでるのと一緒。つまりまあ何が言いたいかというと、ラノベ読みが買うのを当て込んで
ノベルスとかの表紙を次々アニメ絵にするのは、結局のところアピールできる層の幅を自ら狭めてしまっているのではないかと。