ニューズウィーク 2006-11・22 11・29 12・6号



アメリカのネットクイズ番組「ゴールドラッシュ」
毎週新しい問題がサイトに掲載され、参加者はヒントを求めて協賛企業のホームページを見て回る。
上位者はニューヨークやアトランタに招待され、10万ドルを懸けて戦う。決勝ラウンドでは100万ドル。
問題が携帯の液晶に表示されるなど、番組の流れに商品が自然に組み込まれている。製作者は番組構成で特許を取る予定。
優勝者は世界最年少で大学を卒業したマイケル・カーニーさん(22)
「天才に生まれついて5歳で古典を読破し、10歳で大学を卒業しちゃうとね」
「くだらないことに没頭するくらいしか、やることがないんだよ」


モスクワの偽旅行屋。
数百ドル程度で世界中どこへでも行ったふりができる。
証拠として本物の土産、合成した記念写真、乗り物の使用済みチケットなどが提供される。
主に中産階級以上の人が社会的ステータスのために使うとのこと。


密造された安価な偽ウォッカを飲んで今年1〜9月だけで1700人が死亡。
偽造マーケットの品揃えは中国以上。卒業生名簿に名前を加えた上での偽造卒業証書まで。


鏡と動物。写った像を自分だと理解できるのか。
1970年、寝ているチンパンジーの顔に落書きをした。
起きて鏡を見たチンパンジーは自分の額に手をやった。
イルカ、アジアゾウでも同様の行動が確認済み。


ポリフェノールの一種、レスベラトロールは心臓病のリスクを軽減するが、
人間が実験ネズミ並の量を摂取するには赤ワインを1日1000杯飲む必要が。
というわけで、天然モノの1000倍の効果を持つ化合物が開発中。完成は5年後の予定。


発光する布地「ルーマライブ」。オランダのフィリップス・リサーチ社が開発。
生地に発光ダイオードが埋め込まれており、画像や文字、動画などを映し出せる。
バッテリーを外せば洗濯も可能。


適応能力を持つロボット。
4本足だが、足を1本失っても自分でプログラムを書き換え、再び立ち上がって歩き出す。
ソフトウェアをランダムに変化させて1つ1つ検証し、状況の変化に適したものを見つけ出す仕組み。
予測できないトラブルへの対応ができるという点で注目されている。