「世界の神々」がよくわかる本



ギリシャ神話からクトゥルーまで、世界の代表的な神話の大枠と109柱の神様の紹介。
ゲームやらラノベやらで使われてる神話関係の元ネタがわかって楽しかったり。


ディアドラって名前の娘が森で育てられてたりとか(FF聖戦の系譜)、それを連れ出す騎士がノイッシュだとか(シグルドは!?)、
フレイアがヴァルキリーたちの長でオーディンの愛人ってVPそのまんまだよなあとか、
エインフェリアの半分はヴァルハラでなく自分の館に連れ込んでるとか、
ソードワールドの「始原の巨人から世界が生まれた」ってネタは結構あちこちの神話で普遍的なんだなあとか、
「明日へのプロファイル」で鈴吹社長がやってたラグナロクに間に合わなかったフレイ神の無銘武器のエピソードとか、
ケルト神話にまんま「アリアンロッド」って名前の月の女神がいたりとか、
黒猫のバルドルオーディンの子)の武器名がヘイムダルラグナロクを知らせる神)って節操ないなあとか、
シヴァ神の別名がルドラ(恐ろしい者)だとか、ギルガメッシュが若返りの薬持ってるとか。


あとクトゥルー神話の説明の冒頭、
「かつて深い山や海は神々の住まう異界だった。20世紀、新たな神話は宇宙に神を見出した」という一文が良かった。
確かに他の神話にはそういう発想無かったし。