超妹大戦シスマゲドン1



神クラスの筆力持ってるのに知名度低めな古橋秀之氏の最新作。出版社はファミ通文庫
妹萌えという概念で遊んでる作品。クトゥルー妹の紹介文に猛烈な才能の無駄遣いを感じる。
間違っても萌えようとは考えず、指差してゲラゲラゲラと笑うのが正しい読み方。
表紙は思いっきり一般向けだけど、爆弾と比べるとある種の業というか、越えられない壁が見える。
読後感想を例えるならば、セガが新作ソフトに24億つぎ込んだと聞いた時のセガ信者の気分。
全くもって期待通りの出来だし、これからもこういう壁の向こう側の作品を読みたいと思うのだけど、それと同時に
爆弾みたいなの書きまくって売れっ子になって欲しいとも思ったりする。ままならないもんだ。
あ、それとカラーページに色々な絵描きさんがオリジナル妹描いてるのだけど、その中に
ベネット描いた人が混じってて嬉しかった。どういうルートで呼んできたんだろう。