新ロードス島戦記5 終末の邪教(上)



角川スニーカー文庫11月の新刊にして、スイフリーの中の人な水野良氏の最新作。
フィオニスがドーピングしてムキムキになったりとか、小ニースも同じ事しようとしてアルド・ノーバに止められたりとか、
脇役と思ってたキャラがいきなりコールゴッド使ったりとか、火竜山でアシュラムと一騎打ちした時はどういう奥の手用意してたのか気になったりとか、
読んでて興味深いシーンがいくつもあったのだけど、中でも一番衝撃的だったのは味方側のキャラがサモンインセクト使ってた事。
昔のリプレイの後ろについてた簡易ルールブックで見てからずっと好きな魔法だったので嬉しい。確かティエルが死んだのもこれが原因。
伝説で上位魔神がベルドに使ってたけど、あれはモンスターだし、あくまでも人間のファラリス司祭が使ってた所に意義がある。
というかあの司祭は良いキャラだった。スパーク達と肩並べて戦ってるのだけど、それでいてメンタリティは敵役として出てくるファラリス司祭そのままだったし。
下巻でも是非あの司祭の見せ場を希望。圧倒的な数で迫り来る敵をコールゴッドで全員石化させるとか、そういう方向でどうか一つ。