富士見ミステリー文庫が去年に続き、必要も無いのに1社だけ年末商戦やるらしい件について



まだ正式には未発表だけど、公式ページで2005年12月のラインナップを調べると何故か一覧が出てきたりする。
レーベルの主力クラスが7冊同時発売の予定。何このファミコンジャンプ2。普段は1ヶ月に3冊か4冊しか出してないのに。
特に驚いたのが葉山透氏の青春伝奇ミステリー「神と悪魔の月の石」
氏は富士ミス出身ながらも電撃で新境地開いて売れっ子になって、まあ部数段違いの電撃にいる方が本人の為だし
元気でいてくれればそれでいいかと思ってたのに、また富士ミスでミステリー書いてくれたその心意気に全米が泣いた
骸惚先生こと田代裕彦氏の「クチナシ」は「キリサキ」と同じ世界。
続編ではないらしいけど、あの富士ミスにしては正統派な現代ミステリーがもう1度見れそうなので楽しみ。
あらすじによると今回もナヴィ出るらしい。前作のナヴィとは同一人物とは限らないのが気になる。
個人的にナヴィには前作主人公と微妙な関係のL・O・V・Eやってて欲しいのだけど、全く出てこないのも寂しいような。
別にあの設定ならL・O・V・Eやりつつ同時進行でナヴィが活動するのも十分可能だと思うので、その方向でどうか1つ。


そして全国の選ばれし者たちが待ち続けた至高にして究極の萌え小説「さよならトロイメライ」の新刊が7ヶ月ぶりに登場。
あと2ヶ月以内に「さよならトロイメライ」の最新刊が読める。ああ、どうしよう0.85橘さん*1か1.0アズラエル*2くらい嬉しい。
作者の壱乗寺かるた氏には心からお礼を言いたい。まだ5巻は発売されてすらいないけど。
今回は冬麻の実姉で八千代の姉である真霜冬姫が学園にやってくるらしい。4巻で完全スルーされてた八千代と冬麻の関係が今度こそ明らかになるかも。
それを知った時八千代がどういう反応するのかが今から楽しみ。冬麻に胸キュンな言動からすると、八千代本人は知らないっぽいし。
場合によっては冬麻と八千代がくっつく可能性がゼロになるんだけど、ストーリーの流れからして元から冬麻にはお嬢様以外の選択肢は無い訳で。
たとえ物理的な障害が無くても八千代が敬愛するお嬢様を差し置いて自分の感情優先させる展開は考えられないし。だが、それがいい
何というか、冬麻とお嬢様の結婚式に出席して心の底から祝福してるんだけど、いつの間にか会場の外で声殺して泣いてそうな感じが八千代の魅力の1つだと思う。
とにかく冬麻を説教したりナイフでざくざくしたりたまに撫でられて怒ったりしてた関係が5巻以降どう変化するのかを早く見たい。2ヶ月は長すぎる。


しかしこのラインナップに富士ミスの誇る主人公萌えカード戦争小説「マルタ・サギーは探偵ですか?」が入ってたら個人的に最高だったなあ。
前作からかれこれ半年以上経ってるし、そろそろ3巻出る頃だと思うのだけど。
あと23日の秋葉原エンタまつりで作家さん集めて企画やるらしい。参加者と一緒に作ったプロットをマジで文庫化するんだとか。
富士ミスはまだまだ他のレーベルと比べると小規模だけど、その分動きが活発でチャレンジ精神が見えるから好き。これからも成長を見守っていきたい。

*1:嬉しさの単位。1橘さんは橘朔也がバスケットボールをゴールに入れて「よっしゃあ! 入ったあ!」と叫んだ時、彼が感じた嬉しさに相当する。

*2:嬉しさの単位。1アズラエルムルタ・アズラエルニュートロンジャマーキャンセラーのデータを手に入れて「いやああっったあああ!!」と叫んだ時、彼が感じた嬉しさに相当する。