折れた魔剣



6月に発売されたハヤカワ文庫名作セレクションの1つ。作者はポール・アンダースン氏。
ライトノベル板の新人賞スレと、あと巡回してるブログでも良い評判聞いたので読んでみた。
キリスト教の新しい神が勢力を伸ばしてきた時代のイングランドを舞台に妖精や北欧神話の古い神々が権謀術数を巡らす話。
内容は直球の神話テイスト。あちこちの神話からそれっぽい要素もってきてアレンジしつつ掛け合わせた感じ。
そんな訳でストーリーは割と一直線だったけど楽しめた。文章や描写の面白さで読ませるタイプの本だと思う。
舞台が現実世界だと明言されてるファンタジーは結構新鮮だと思った。
トールだのオーディンだの知ってる名前がちらほら出てくるので、完全オリジナルな設定よりも身近な話として感じられたし。