同じ街で暮らす主人公達の五日間を題材としたAVG
それぞれの主人公が選ぶ選択肢が他の主人公に影響する。


エレベーターに乗るか、階段を使うか。
ラーメンと鴨南蛮、どちらを食べるか。
バタフライ効果のように、本当に何気ない選択肢が他の主人公の一生を左右する。


このゲームはバッドエンドが多い。その数100以上。
クリアするまで何度も何度も、主人公達は目的を達成できぬまま終わってしまう。
彼らをあるべき方向に導くため、プレイヤーは他の主人公の選択肢を選び直して調整する。


そうして最終日、全員にとってのハッピーエンドが実現する。
誰が一人でも過去に違う選択肢を選んでいたら絶対に成り立たなかった、
本当に奇跡のような出来事だ。
今までバッドエンドを見続けてきたプレイヤーの努力が、主人公全員の笑顔で報われる。


書いてるうちに再プレイしたくなった。
でも大体のストーリーやオチは覚えてしまっている。今からやる人が本当に羨ましい。