FFTA2 〜封穴のグリモア〜



エストを60ほど残してクリア。
それなりに時間は食われましたけど、費やした時間分の価値はあったかと。
ゲームのシステム上、大筋のストーリーを語るテキストは少ないし、声も入ってないからFFCCみたく
途中で何箇所も号泣ポイントが仕込んであるとかそういうのはないけれど、少ないならば少ないなりに
やってやろうじゃないかという意気込みとその成果は十分感じられます。
特にラスボス周りとEDの演出、まさかあそこであの魔法が出るなんて。魔法名どころか詠唱見た瞬間これはアレだとわかって
そのファンサービスぶりにスクエニやるじゃんと思いましたよ。それと最後の図書館でのやり取りがこれまた王道であまりにも馬鹿一だから
タネ明かしされる瞬間までそれと気付けなかったのがあまりに悔しかったです。あそこでああいう人が来たらああ言うに決まってるじゃないか畜生!


あと今回はラスボスとその前の戦闘がそれなりに凝ってました。少なくとも頭使わずレベル上げてゴリ押しは難しいかなと。
雑魚敵が無限沸きしてくるとか全体攻撃とか全体状態異常とかその他外道な攻撃をバラ撒きつつ妙な動き方をしてきたりとか。
個人的に感心したのは二刀流の無効化です。その方法も目から鱗でしたけど何より「二刀流を防ぐ」という発想がスタッフにあったのが凄いなあと。
FFTにおける二刀流は率直に言ってバランス崩壊アビリティで割と適当に育てたうちのラムザエクスカリバーラグナロクの一撃で
ラスボスのHPを9割削ったりできましたから。それを受けて今作ではかなり弱体化されてたんですけど、それでもそれなりに強かったですから
「二刀流を持っているキャラとそうでないキャラがラスボス戦で平等に貢献できるようにする」という配慮には感心したのですよ。