今週の聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 第46話



パンドラとアテナが対峙する展開は女性漫画家ならではだなぁと思ったり。
原作ではほとんど接点無かったですよね? あの2人。


あの言い争い、どう転んでもその後の話に影響しないのですよ。
別にパンドラがアテナを言い負かしたところでサーシャがアローンの姉であることには変わりがないわけで
純粋にパンドラ様が元姉として弟を取られた鬱憤をぶつけているだけで。


光速拳だの第七感だの絶対零度だの言ってる漫画でパンドラがサーシャに決めようとした攻撃は平手。
手には槍を持っているのに平手。あの場で行われていたのは聖闘士や冥闘士のそれとはまた別の戦いだったのですけど
この漫画で他にそれを理解できそうなのはあの場にいないユズリハくらいなわけで、周囲の人間は完全においてけぼりでした。
そりゃハーデス様もうんざりしてもう帰るとか言い出しますし、シジフォスさんも空気になるわけですよ。
ってか本当に何しに来たんですかハーデス様。3人で会おうとか言いつつテンマをあまり構ってませんでしたよねハーデス様。


そして原作のグレイテスト・エクリップスに相当するハーデス様の世界滅亡法、ロストキャンバスの登場です。
描かれたものを滅ぼす能力をもって世界そのものを描こうと。タイトルが話の内容と直結する瞬間は何度経験しても良いものです。
今後は絵の完成を止めるという展開になるのでしょうけど、冥王自ら登場して黄金の犠牲者ゼロというのは考えにくいので
ハーデス様が帰る前にまだ一波乱あるんでしょうな。危ないのはシジフォスさんかハスガード様か。……4:6ってところですかね。