ダブルクロス・リプレイ・ストライク 天からの一撃:小太刀右京 富士見ドラゴンブック



シリーズでなく1冊で完結だと知って何やら強い違和感を覚えて、でも1冊で終わるリプレイなんて
別に珍しくもないよなあ、と本棚を見ながら考えてたらその理由に気付きました。富士見だからなんですな。
よく考えると1冊リプレイはNWやALGといったファミ通文庫で出ている作品ばかりなのですよ。
対して富士見の方はSWもダブルクロスもその大多数がシリーズ物なわけで。
富士見の1冊完結リプレイって、リーンの闇砦とデーモン・アゲインくらいしかないんじゃないでしょうか。


その辺は編集部の方針が絡んでるんだろうなあと。ファミ通文庫の本業はあくまでゲームノベライズであって
リプレイを3巻も4巻もシリーズ展開させるつもりは無いのかもしれなくて、一方ドラゴンブックは
そもそもがリプレイ出すためのレーベルだから普通のラノベ感覚でシリーズ続かせてるんだろうなあとか、
リプレイ復権のきっかけとなった紅巫女が1冊だったからファミ通はそれを踏襲してるのかもとか、色々考えてみたり。


今回のリプレイが1冊だったのは、単発リプレイの売れ行きを模索するのと、一応新人である小太刀氏の腕試しをするのと
両方を編集部的に兼ねてるんだと思います。内容? あの面子でつまらなくなるはずがないでしょう。