今週の聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話



アルデバランの見開き居合グレートホーンが格好良すぎてどうしようかと思いました。
原作での初登場時、星矢たち4人をあっさり倒したあの情景を冥闘士で再現するとは何とも心憎い演出ですよ。
そして攻撃的な小宇宙(原作で一輝によく使われていた表現)と共に輝火が現れたのは「金牛宮に一輝兄さんがいたらどうなっていたか」
というある意味ドリームマッチの実現なわけで。2chの方では「牛さんはもう駄目だ・゜・(ノД`)・゜・。」という意見が大多数なのですけど
今までの実績からいって手代木女史が黄金聖闘士を犬死にさせるとは思えませんので、なんというかこう、奇跡の大逆転に期待したいところ。


あと「私は天霊星、ネクロマンサーのビャク」とわざわざ名乗ってくれる冥闘士にちょっと萌えました。
数対一という圧倒的優位な状況ですぐには襲い掛からず、かといってなぶり者にするわけでもなく「この人数とどう戦うつもりだ」
「自分から腕を組むなど何を考えている」などと心配げに忠告までしてくれる敵って最近見なかった気がするんです。


しかしアルデバランがここまで優遇されたのって史上初では。
復活した冥闘士たちを必殺技で瞬殺するアルデバラン
大ゴマで「このアルデバラン後悔などするものか!」と決めるアルデバラン
童虎との会話で気の良いお兄さんぶりを見せるアルデバラン
曖昧なものは嫌いだと一時は疑っていたアスミタを見直すアルデバラン
突如現れた謎の敵を前に堂々と構えるアルデバラン
どう見てもこの回の中心はテンマでも童虎でも輝火でもなくアルデバランですよ。
たとえ再来週あたりで死ぬ運命だとしても来世の無念は充分以上に晴らせたんじゃないでしょうか。