全てのゲームは人を幸せにするために生まれた 〜We all want to make you happy〜

ゲーマーの頂点たる"ゲーム使い"の座を求め、
全世界のゲーマーが、己の信じるゲームを手に集う。


舞台は閉鎖された某地方都市。
「ゲーム使い」の能力によって、市内ではゲームの具現化が可能となる。
期限は1ヶ月。幾多の戦いを乗り越え、最後まで勝ち残れ!


それは世界を起動する能力。
「さあ、ゲームを始めようか? "PUSH THE START"」
「"INSERT A COIN" 1枚で片をつけてやるよ」


「テトリミノが! あっちからはIQとサイコロが!」
「カプセルだろうがブロックだろうが、埋まる前に掘り崩す!」
「凄い! 君のドリル凄い!」
「でも酸欠だけはカンベンな!」


「死ねい! 逆風の太刀!」
[→ 右に避ける]
[  左に避ける]
「……見切られたか?」
「いかなる状況においても、正しい選択肢は存在する。だってゲームだろ、これ」


「おおー、最近の奴は生身で飛ぶのか」
「そんな戦闘機、63年古いんだよ!」
「筋は悪くない。では、教育してやろう」


「先輩! あっちの日本一な方々がHP1000万とかメラゾーマでどうやって削れと!?」
「相手の得意分野で張り合ってどうするよ。サクっと即死させてやれ」


「私の都市が……巻き込まれる……」
「塊を動かす本体は3cmだ。やれるか?」
「うーん、ヘッドショットはムズいかも」


「立派な牧場だ。期限は1ヶ月、食糧生産とは考えたな」
「私はこういうのが好きなだけです。よろしければ、お茶でもどうぞ」


「返せ! それは俺の――」
プルト共和国憲法第一章第六条『この国では、拾得物は国民全ての物とされる』 手放したのが、運のつき」


「火山の発生により、酸素濃度が急激に低下。また、ロボットが文明を築きつつあります」
「シムアースの最終シナリオか。確か弱点は洪水だったな」
「全て押し流せ! 文明シミュレーターがどうした! この都市では市長こそが創造主なんだよ!」


「フフフ……ハハハハハ! ヒャーッヒャッヒャアア!!」
「こいつ、まさか!」


「アリだー!」
ロマサガ2の使い手は脱落したはず。地球防衛軍か?」
「違う! これはシムアント! まさか、地下全体に巣を!?」
「今度の標的は黄色いアリ。体長7mmだとさ」
「うーん、ヘッドショットはムズいかも」


「会いに来てやったぞ、先代"ゲーム使い"!」
「おめでとう! このゲームをクリアしたのは」
メビウス1、LASM及び通常ミサイル全弾照準!」
「……最後まで言わせてくれたっていいだろう」
「うるせえどうせ最後はテメエだと思ってたんだ」

つい思いついてやった。実は前々から考えてた。
少し恥ずかしいけど後悔はしないことにする。