ゴッドハンド



とりあえずパッケージ裏の文章から抜粋。

暴力反対!
でも、悪人に手加減する必要なんて無いよね?

同意求めんな。ってか同意しなくても殴るだろどうせ。


タイトル通り主人公は神の拳を持ってて、世紀末な世界で悪魔どもや彼らに従うモヒカン雑魚や中国人拳法家や
色っぽいお姉さんや色っぽくないお姉さんやどこでもドアから出てくる用心棒の先生やカジノのバーテンダー
北斗の拳のコマク様*1みたいな小さいのやスーパー頭突きで空を飛ぶ巨漢とひたすら戦うゲーム。


基本的な攻撃手段はパンチとキックなのだけど
「ゴッドハンドで武器持てばもっと強いんじゃね?」
みたいな感じで実際ゲーム内の基本技より鉄バットや角材のが強いです。
当たれば大抵の敵は怯むし出も早いので壊れるまで一方的に殴れます。


基本システムは「熱血硬派くにおくん」か「ファイナルファイト」です。
技を買って装備するとか素手より武器の方が強いとか、前進して敵を倒すだけで先に進めるあたりがまんまです。


主人公の右手はゴッドハンドですが、ボディはただの人間なのでガードとかできません。
敵は悪魔の力借りてますから一撃受けると問答用要で大ダメージ受けます。
攻撃にタイミング合わせて右スティックでスウェーやバク転、平行移動ができるので死ぬ気で避けましょう。
何度もコンティニューしてるうちにボスクラスの敵の猛攻を全弾見切って回避して
途切れ無く神の拳を撃ち込めるようになった瞬間の脳汁具合はとんでもなく楽しいですよ。


充実した回避システムのおかげで極まったゴッドハンドはタイマンでは無敵ですが、
複数に囲まれるとあっという間に死ねます。その辺妙にリアルです。タイミング見切れても死角からの攻撃はまず回避とか無理です。
そういう時はゴッドリール技(必殺技のようなもの)を使うかゲージ消費でゴッドハンドを解放しましょう。
どちらも死ぬほど強いというか、ゴッドハンドの普段のスペックが低い(ジャンプすらできない)ので使用中はやたら爽快なのです。


雑魚敵の中にはランダムで悪魔に憑かれてる奴がたまにいて、倒すとメチャ強い本体が出てきます。
デカい手で殴ってきたりビーム撃ってきたり近づくと全身からトゲ生やしたり逃げてもテレポートで追ってきたりと
素で雑魚敵の3倍は強いので見かけたら即ゴッドハンドを解放してボコりましょう。
ゲージが無かったら死ぬ気で見切りにチャレンジして脳内で電球が出るのを期待しましょう。


あ、ゲージが無くても武器があれば割と楽勝です。
ゴッド角材、ゴッドハンマー、ゴッド水道管、ゴッドパラソル、ゴッドドラム缶(投げると爆発)、ゴッド松明など
どれもゴッドハンドが持てば無敵の武器と化します。敵が持ってても無敵ですけど気にしちゃだめです。
遠くの敵にはアイテムの入ってるゴッド木箱やゴッド花瓶を投げましょう。割る手間が省けて一石二鳥です。


難易度はイージーでもアレなので間違いなく人を選びます。
また、やはり電撃でウォルフ氏が70点を付けるだけあって、細かい所に不満点が多いです。
同じ面に挑戦して資金稼ぎができないとか、2周目に資金や技を引き継げないとか、
カジノやショップや闘技場のあるフィールドが広くて移動に時間がかかるとか。
あと繰り返すように戦闘が厳しくて主人公はMなので(ヒロインがS. 愛読書は「Mの扱い方」)
その厳しさを楽しめる真正Mな方限定でお勧めなのです。自分はそこそこ楽しめました。

*1:ユダの部下。村の水源に混ぜようとしていた毒をケンシロウに飲まされて死亡