イリアム



ダン・シモンズ氏の新作。「イーリアス」を下敷きにギリシャ神話の神と英雄を描いた話。
神サイドはナノテク技術だの量子テレポートだの使います。何せ神だから。


正直「ハイペリオン」を超えるのは無理だよなぁとか思いながら読んでたのだけど、
途中でそんな考えが全く愚かだった事に気付かされました。物語同士に優劣なんて無い。
ただ受け手がが気に入るか気に入らないか、基準があるとしたらそれだけで、面白さ自体は比べようがない。
自分にとって「ハイペリオン」と「イリアム」はそういう作品なのです。