11人いる!



萩尾望都さんの代表作の1つ。
大学の入学試験として、宇宙船で53日間暮らすことになった受験生たちの話。
11人のキャラ描写と絆を深める過程、襲い来るアクシデントの数々と結末を120ページの分量で描けてるのは純粋に凄いと思った。


何というか、科学技術と比べるとこの手の分野は蓄積による進歩の側面が薄いというのを痛感した感じ。
先人からのテクニックの積み重ねだけではどうにもならない。
何千年も前から各時代の代表作を作っているのは面白い物語を紡げるごく少数の天才たち。