ペルソナ3



シリーズファンが喜びそうな要素(一部はネタバレにつき要反転)。
・OPに紫色の蝶が何度も登場。
・マップ移動シーンの現代地を示すマークが、メガテン時代からおなじみの青い人型。
・初召喚シーンの主人公、小声で「ペ、ル、ソ、ナ」と1字ずつ呟く。
・「我は汝、汝は我、我は汝の心の海より来でし者」という台詞も有り。

・ベルベットルームで流れる歌が初代と同じ。ややスローペースにアレンジされてるけど、紛れも無く同じ声。


本編前のプロローグ、主人公が学生寮に入るまでのシーンが全編アニメーション。
下手な3Dのムービーより全然凄い。あの本当にどこにでもありそうな街の風景描写はアニメでないと無理。
あと正直、OPは前衛アートの域に達してると思う。


あと音楽の演出もいい。主人公がヘッドホンしてるので日中は曲が流れっぱなし。
電子機器が動かない影時間との落差を上手く表現できてると思う。現代RPGって感じ。


名前入力シーンがストーリーの一部と絡んでて雰囲気バッチリ。
ペルソナ使いが己の名を記す行為には意味がある。
『伊波飛鳥』と入力したい衝動に駆られたけど、彼は天香学園で《転校生》として
幸せに暮らしてるという設定なので、普通に考えた名前を入れておく。


というか何あの影時間でも動くわざとらしいまでにメカメカしい装置。
主人公のプライバシーは筒抜けですか。


このゲームのフルボイスには意味がある。声があるから他者の存在を意識できる。
声優さん達もハイレベル。ゲームの半分を占める日常会話の演技を日常らしくこなせるのは凄い。


戦闘パートだと急に気弱になるヘタレな理事長萌え。
役どころは影時間中の一般人の代弁者か。


学園生活楽しい。登校→午前→昼休み→午後→放課後の流れがスピーディで、毎日やってるのにダレない。
友人付き合いに部活動に能力上げと、やる事はいくらでもあるし。部活動は文科系のもあるのかな。


2時間ほどプレイした感じ、イージーじゃなくても戦闘バランスは甘め。
まだ最初のボス戦すら体験して無いから、これからデッドリーになるのだろうけど。


ペルソナのスキル、直接攻撃系はSPじゃなくHPを使うのは良いと思った。
SPの高い魔法タイプじゃなくてもスキルを多用できるようにする配慮。
今回は物理攻撃にも貫通・斬撃・打撃の属性が設定されてて弱点突けるようになってるし。


主人公は初期状態で6種類のペルソナを持てる。
戦闘中でもターン消費せずに切替可能。組み合わせ次第で同時召喚もできたり。


以下、ネタバレかもしれない考察のようなもの。大丈夫な人だけ反転を。

  • 主人公が交わした契約とは何なのか。起こる事全てに責任を取るという内容の意味は?
    • 契約相手と思われるあの少年は何者なのか。もしかして本名はルシファーとかフィレモンとかニャル様だったり?
  • 他の仲間は契約していない。なぜ主人公だけが特別? 両親を亡くした過去と関わりがあるのか?
    • ペルソナを自由に付け替えられる。元々はゼロ。自分だけの個性が無い?
  • 影時間とは何か? 動ける人間の条件は何か?
    • 人々が変貌する棺は死の暗喩? OPの文字。メメント・モリ。死を想え。頭に銃を撃つペルソナ召喚の手順も死を連想させる。
  • ペルソナ使いの基準は? なぜ理事長はペルソナを使えない? 彼にだってコミュはあるはず。
    • シャドウの巣であるタルタロスは校舎が変形したもの。その内部を学生たちが探索する。露骨な暗喩? 学生のみ?