仮面の告白



男しか愛せない主人公が同級生にドキドキしたり自分の体にドキドキしたり特に胴体がお気に入りだったり
試しに女性と付き合ってみてやっぱり駄目だと気付いたけど向こうはベタ惚れで困ったりする話。
主人公の内面描写がとにかく秀逸。『金閣寺』といい、三島由紀夫さんは倒錯した一人称を書くのが上手だと思う。


それと中学時代の私×近江萌え。昭和20年代文学少女はこれ読んでドキドキしてたんだろうなあ。
あの数十ページをコミック化してくれる気合入った文学同人師はいないものか。