シャイニングフォース ネオ



本当にすがすがしいくらいプレイヤーに敵を殴らせることに特化したゲームですよこれ。
それ以外の要素はマジで最小限。回復アイテムは無料で自動補給。いつでも戻ってセーブ可能。
装備選択も育成も主人公1人分だけ。仲間は勝手に成長するし装備もいらない。
何も考えずに、ただひたすら敵の大群を○ボタンで蹴散らすカタルシスを楽しめます。


フィールドにはモンスターゲートというのがあります。
近づくと周囲にモンスターが5〜10体くらいボン! と現れます。
敵はゲートから湧くのですが、この段階ではゲートを殴っても凄い勢いで再生されるので壊せません。
ひたすら敵を倒しましょう。1体倒すごとに増援が出てくるので注意です。これが打ち止めになるまで続きます。
そうするとモンスターゲートが破壊可能になるので、壊して一段落。
普通の敵が落とすより良質の装備や、主人公の能力強化に使えるフォースが手に入ります。
基本はこれの繰り返しです。場所によってはゲートが2〜4個ほど密集していて、
1度に出てくる敵の数がとんでもない事になったりします。そうした大群を相手に戦うのは結構楽しかったり。
そんなこんなでこのゲーム、無理すると容赦なく死にます。まあ、無理しなくても割と普通に死ぬのですが。


主人公の武器は大きく分けて4種類。剣、弓、魔法、そして槍や大鎌などの両手武器です。
攻撃方法は○ボタンを連打するだけ。それと一定時間ごとに△ボタンで使える必殺技っぽいのが1種類。
魔法は一つの杖に1〜3種類で、これも△ボタンで発動。MPが尽きた場合は瞑想で回復できます。
自分が主に使ってる武器は弓です。遠距離攻撃好きなもので。ロマサガ2でも軍師好きでした。ROでも弓手やってました。
他の武器と違い、弓はボタン1回押すだけで武器ごとに定められた回数分の矢を発射できます。
今の所6発が最高です。ボタン1回で6連射。連打してれば自動で近い敵を狙ってくれます。
前衛系の仲間に敵を食い止めてもらいつつ、安全な場所から後衛の仲間と一緒に敵をハチの巣にするのは楽しいですよ。
たまに突破されたりするのがもう最高。弓使いは盾持てない分魔法使いより防御力低いので、威力の高い近接攻撃は大敵なのです。
3方向くらいから次々寄って来る敵をノックバックで足止めしつつ仕留める、というドキドキ状況は弓使いの醍醐味だと思います。


味方全員のHPを完全回復できる『いやしの水』というアイテムがありまして、これは初期状態で5つ持っています。
所詮水なので、使っても本拠地に帰れば無料でいくらでも汲めます。つまり5回までなら完全回復できるということ。
水は立ち寄った村の村長や王様がくれたりするので、この回数はストーリーが進むにつれ増えていきます。10時間ほどのプレイで16回になりました。
それでもボス戦ではしばしば回復手段が尽きて死んだりします。下手な戦いすると完全回復16回でも全然足りません。
まあ何度か挑んでコツをつかめば普通に勝てるようになるのですが。その辺のデッドリーかつ絶妙な難易度の匙加減はさすがセガです。


主人公はリターンの魔法というのを使えます。本拠地まで一瞬で帰還できる魔法です。
なおかつ、本拠地からはリターンを使ったその場所へ戻れます。この魔法はボス戦以外ではいつでも使えます。
つまり、危なくなったらダンジョンの奥からだろうがどこだろうが、いつでもリターンで帰還して
回復の泉で体力回復して水を汲んでセーブしてまた戻れます。ちなみにロード時間入れても10秒かかりません。


雑魚戦では遠慮なく好き放題殴って殴られろ、回復アイテム尽きたら戻って補給してまた殴れ。
というのがこのゲームの骨子だと思います。そしてその方針は大成功かと。少なくとも自分はそう確信します。