漫画版ダブルブリッド



最近自分の中でダブルブリッド熱が再燃中。やっぱり名作ですよコレ。
漫画版も再読してみたのだけど、これがまた面白い。
ライトノベルを原作とした漫画の中では、まず5本の指に入る貴重な成功例だと思います。


しかし何だろうこれ。何で面白いんだろう。元のストーリーが良かったから?
それを忠実に再現できているから? のみならずファン必見の細かいエピソードが追加されているから?
カラーページの優樹たんがエロカワイイから? おまけ4コマの『6課でポン』が笑えるから?
描き手のしろーさんが漫画家として高い技術を持ってるから? 血と肉と骨を描ききる画力があるから?


ストーリー的には原作をほぼ完全になぞってるに過ぎないのだけど、
その再現具合が異常なのです。漫画版は小説と同じ世界を別の視点で見てる感じ。
同じ話なのに全く新鮮。先の展開とかみんなわかってるのに目が離せない。
落語というのは同じネタでも語る人が違うと別物になるらしいのだけど、多分それに近いことが起こってるのだと思う。
単に小説を漫画にコンバートしただけじゃない。漫画で、同じ話をしろー氏の方法で語ってる。


というか2巻以降も漫画化しましょうよ。この絵で9巻の虎司と安藤さんのやり取り見たいですよ。
確かこの漫画版2冊全15回が月刊連載だったから、同じペースで1巻1年3ヶ月で描いたとして9巻が出るのは……。
あー、原作の最終巻と、どちらが早いですかね?