電撃hPa



電撃の通販本。作家さん同士のコラボレーションとか、普段は絶対できないネジの外れたコメディが載ってたりする。
以前買い逃してたのだけど、再販されたと電撃スレで聞いたのでさっそく買ってきた。


学園キノの話はまあいつも通り。かれこれ4話目だし、そのうち単行本として発売されそう。
あとルートビアは別にマズくないと思います。原料ハーブじゃん。体に良くて安いじゃん。


禁書目録は本編と繋がらないっぽい完全番外編のドタバタ物。
一方通行が鈴科百合子だったりラスボス倒したり。いなくなったはずのあんなキャラやこんなキャラも特別出演してます。
あと■■こと姫神秋沙もきっちり出演してて、あろうことか台詞まであったのでもう大満足。これからも挫けず頑張って欲しい。


渡瀬草一郎氏の『空ノ鐘の響く放課後』は何というか、猫萌え。例えるならば狙った範囲のみを正確に吹き飛ばす爆発物。
小説を単純に爆発させるのではなく、火薬の量に配分、設置ポイント等をきっちり計算した上で作られた芸術品だと思います。というか猫萌え。
原作は読んでなくてリセリナというキャラが実は幼馴染だという事しか知らないのだけど、(情報ソース:デュラララ2巻の遊馬崎)
こういう話も書ける人だったんだ。自分の好きな『クリス・クロス』の高畑氏みたく、硬派な文体の実力派だと思ってた。それと猫萌え。
機会があったら空鐘も読んでみようかな、という気になりました。ついでに猫萌え。


コラボ小説『いぬティック・ムーンは一途に恋をする』で藤原祐氏の担当してるパートが面白すぎ。
書き出しが『昨日の夜ついつい小動物を殺す妄想に夢中になってしまい』な女主人公の一人称小説ってどうなのか。
溢れんばかりの鬱をコメディにまで昇華できてるのが素晴らしい。コレ読めただけで値段分の元は取れましたよ。
【声に出して読みたい素敵ワード集】
『昨日妄想した小動物の断末魔はもう少し無様な悲鳴をあげていたな』
『昔はよくふたりで鬱に入って部屋の隅に座り込み、カーペットを毟っていた』
『恥ずかしさのあまり思わずメスで手首を切りかけた』


成田良悟氏は越佐大橋シリーズのゲームブック書いてた。
短いながらも島のキャラは東も西もほぼ総出演。複数EDで飽きずに10回近くプレイできる優れもの。
純粋にゲームブックとしても良くできてます。長すぎず短すぎず、先の展開を読ませずで。