ぼくと魔女式アポカリプス



新伝綺という経典を見つけた僧侶が可能な限り原典のニュアンスを損なわないよう母国語に翻訳した感じ。
一人称は(戯言遣い+キズタカ)÷2、文体も割とそんな感じで物語は魔術師たちのバトルロイヤル。主人公の魔術は物質強化。
誤解の無いよう言っておくと、面白いことは間違いない。決して劣化コピーじゃない。劣化してないし。
でもまず間違いなく確信犯。偶然でネタが一致しただけだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
突っ込まれることを承知の上で書いたとしか思えない。今頃ネタバレ解禁で電撃本スレと作者スレが大変な事になってそう。
話の内容自体は軽い鬱入った学生バトル物。固有名詞のセンスや台詞回し、キャラ描写にストーリー展開も水準以上。
メフィストとか西尾氏とか、新伝綺関係の物語が好きな人間のツボは決して外してはいないと思う。
むしろそれだからこそ嫌う人は多そうだけど。とりあえず自分はすごぶる気に入ったので2巻出るなら絶対買う。