トライアル・トラブル



ソードワールドリプレイ新シリーズの5巻目。
PL萌えを前面に打ち出した同日発売リプレイに特に対抗してる訳でもなく、マイペースにGM萌えを続けてる稀有な一品。
タイトルの語感としては『トライアル・トランプル』の方が良かったかも、と元MTGプレイヤーが言ってみる。
意味的にも『(藤澤GMの)試行の踏みにじり』と解釈すればピッタリだし。あのGMの策がまともに成功した事ってないんじゃなかろうか。
特に今回とか、それなりに強そうな敵が出てるのに、PL側は計2回しかダメージ食らってないし。
PL側が策略巡らす点ではバブリーズに近いけど、やっぱりGMが自分から墓穴掘ってるイメージが強い。
というか、これでPLバブリーズだったら間違いなくGMが壊れて大惨事だろうなあ。
あとストーリーが盗賊ギルドの幹部昇進な方向に向かってるので、あんまりそっちの道に興味無い3人が相対的に
目立たなくなってるような。イラストの登場回数も黒ベルカナとクレスポが頭一つ多いし。
個人的にはあの2人が出てれば満足なのだけど、そればっかりだとあれこれ偏りそうな気もするので
次の巻辺りで残りの人にもシナリオ的にスポットライト当てて欲しいところ。それと絵師の人はレミィのイラストをこう、もっと正面から。
せっかくGMが自分から提供してくれたネタなのに、あれだと肝心な部分がよく見えなくてヤキモキした人がいると思います。自分とか。