ぼくのキャノン



たぶん沖縄を描かせたら日本で一番の作家、池上永一氏の小説。
その氏の作品の中で一番最近読んで一番気に入ったのがこれ。
生涯を費やして村の秘密を守り続けるオジィにオバァが格好良すぎ。その孫達も同じくらい凄い。
そして全てのきっかけであり、村人を見守り続ける無機物なのにやたら台詞多いキャノン様萌え。
基本的にコメディなのだけど、要所要所がシリアスだったり燃えだったりで
気付いたら目頭が熱くなってたりする不思議な本。図書館とかで見かけたら是非。