シフト ――世界はクリアを待っている――



メディアワークスから発売されたうえお久光氏の作品。自分の好きなネトゲ系の話なので、発表された時から楽しみにしてた。
主人公達は睡眠をきっかけとして現実世界とネトゲっぽい世界を行き来する。それができるのは何故か10代の少年少女のみ。
向こうの世界にはレベルやスキルや種族や職業の概念があって、カード使ってスキルを使えたりする。
わりと無秩序で何でもありな世界。死んだら向こうの世界の記憶を失って2度とシフトできなくなる。
雰囲気はネットで公開されてる名作ネトゲ小説の「Sword Art Online」に近いかも。あっちと違ってログアウトは可能だけど。
描かれるのは主人公とその仲間たちの話。世界設定説明するのにページ食いすぎてあんまりストーリーは進んでないけど
自分は設定読むだけで十分楽しかった。それでもこの話が続くならもっと読みたい。
続けようと思えばまだまだいくらでも続けられる感じだったし。できれば次はハードカバーだけでなく文庫版もどうか一つ。


それと後書きの内容には全面同意。そういう凄い話は確かにあるし、そのまんまな行動をした覚えもある。
確か最後にそうなったのは「さよならトロイメライ」の4巻で、「ヤバい、このまま読んでたら萌え死ぬ」とかそういう感じだったような。
何だか微妙に違う気がするけど気にしない。