七人の侍



良い映画だと聞くけど見たことはないので借りてみた。
ぶっちゃけ、これが半世紀以上前の作品とは信じられない。「世界のクロサワ」という名の真価が実感できた。
あの時代にこんなの作られたらそりゃ世界も注目する。筋書きは単純なのに3時間以上どこまでも丁寧に面白く作られてる。
あと、おじいちゃんとおばあちゃんクール。侍七人も思わず硬直。


それにしても三船敏郎氏は良い演技をする。隠し砦の三悪人の時とは全くキャラ違うのに自然に演じてるし。
正直、三悪人の時の印象は「格好良いけど鼻持ちならない人」だったのだけど、今回で引っくり返された。
古畑が別のドラマでいきなり今泉君みたいな役やってたというか、そんな感じ。
普通にいい男なのに面白い演技もできる所が一層格好良いと思う。当時は凄い人気だっただろうなあ。
次は砂嵐三十朗の元ネタの人が出るという「用心棒」を見てみたい。こっちも三船氏が演じてるらしいので楽しみ。