東京タブロイド



初期の富士ミスを支えてた二本柱の一つ。
猟奇王は3巻で一気に格好良くなったと思う。どう見ても主人公よりヒロイン助けるモチベーションが高かったし。
大の大人で一般常識わかってるっぽいのに、それでいて真面目に凄い馬鹿をやってる所がいい。人気投票やったら主人公超えて1位狙えたと思う。
帯でも優遇されてたっけ猟奇王。ちょい確認。


「東京タブロイド」帯の煽り文句一覧
1巻:これより日本は猟奇の王国となるのだ
2巻:「猟奇は滅びぬ!」
3巻:猟奇、火星人を超越す!?
4巻:猟奇、狂気の闇に挑む!
5巻:猟奇、天を翔ける!!!
6巻:この猟奇で泣く!!
7巻:猟奇、奇術を覆す!!
8巻:猟奇、呪いに立ち向かう!
9巻:L・O・V・E! 東京タブロイド廃刊!? 少年冒険活劇最高潮!! 
短編集1巻:<猟奇>に理由(ワケ)など無い!
短編集2巻:猟奇は甦る! 何度でも!!
短編集3巻:L・O・V・E! 全ての猟奇的な人々に捧ぐ――短編集第三弾!!


9巻と短編集3巻はスーパーブースト以降の作品。レーベルの方向性の違いが何となくわかるような。
特に9巻は「猟奇無くなってる!」とリアルで凄くがっかりした記憶が。


帯と言えばこのシリーズ、絵師の人が帯で表紙の一部が隠れる事まで計算して描いてた。
カバー外すと下におまけが描いてある漫画のように、帯外すと下にギャグっぽいカットが入ってる感じで。
表紙はシリアス調だったけど、帯外すとオチがついて一気に面白くなったような。
こういうのやってるラノベは他に見たこと無い。この絵師さん好きだったのだけど、今どこで何やってるんだろう。


8巻冒頭の会話とか見た感じ、昔の猟奇王は編集長に惚れてたのかもしれない。
だから今でも東京タブロイド編集部に関わってるとか。もしそうだったら萌えるなあ。
水城正太郎氏には是非猟奇王が未熟で編集長が小娘だった頃の東京タブロイドを書いて欲しい。L・O・V・E!要素は強めでどうか一つ。