隠し砦の三悪人



.hackゲーム版で砂嵐三十朗の中の人が面白い映画だとメールに書いてたので借りてみた。
エキストラの一人一人が最高に泥臭くて良かった。今の日本で人集めてもアレは再現できない気がする。
例の近未来感情抑制二丁拳銃カラテ映画とかと比べるとアクションは控えめだけど、この映画でCGとか
ありえない動きとかやられたら雰囲気台無しになるだろうからこれで良し。
ラストのあれは何となく予想できてたけど、それでも微笑ましかった。あの2人もいいキャラだ。


そう言えば砂嵐三十朗はゲームの4年後という設定の後期アニメ版にも出演してやたら恵まれてたような。
強さだけならバルムンクと同格っぽい描かれ方してたし。あれはゲーム版やったプレイヤーへのサービスだったんだろうなあ。
個人的にはもっと銀漢を活躍させて欲しかったのだけど。後期アニメ版銀漢は今思い出しても輝いてた。
次回予告で銀漢のシルエットが出てきた時は「銀漢キター!」の連呼だけでスレが埋まった記憶が。
それからの一週間は長かった。「あれは部下のサルーだよ」とか「外観が似てる新キャラの金漢だよ」とかいらんデマも流れてた。


追い詰められる主人公→敵と主人公の間に突き立つ剣、響き渡る声→誰だ! あそこだ!→見上げると屋根の上に満月背負って
マント翻した怪しい男が→敵をあっという間に蹴散らして主人公を助ける謎の男→何ぃ、敵の増援ですって!→ここは私に任せて逃げるんだ少年


前作での鬱憤を一気に晴らすかのような活躍ぶり。いや、前作でも終盤は頑張ってたけど。銀漢が仲間になった時は嬉しかった。
あの話でバックに流れてた「千夜一夜」は自分の中で今でも銀漢のテーマソング。歌詞が銀漢とは全く関係ないけど気にしない。
一人ずつネットスラムにテレポートするあの下り、銀漢が剣捧げた姿で転送されてたのは後ろの昴を意識してたのだろうか。入団儀式でも昴に剣捧げてたし。
しかしあそこまで演出やっといてオチがあれという所が流石銀漢というかスタッフもわかってるというか。
4年も同じキャラでプレイしてたんだから普通に戦えば銀漢もそれなりに強かったはずなのに。それこそラスボス戦に参加できるくらい。


小説版の続きはまだだろうか。リアル銀漢とかリアル司とかリアル昴様とか出てくる方のやつ。
リアル司がリアル昴様の膝に頭載せてるシーンは良かった。うん、あれは嬉しかった。