今週の聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 第90話



とうとう水瓶座のターンです。名前はデジェルです。フランス人っぽいです。本読んでます。インテリです。
「マニゴルド→片足負傷・塵芥・超空間に落ちて死亡」 「エルシド→聖剣・上空で死亡」の流れからしてこの人も何かしらカミュの特徴・生き様を
オマージュした運命を辿るものと思われます。「フリージングコフィンで冥闘士を氷漬けor足止め」は鉄板として「弟子に見取られて死亡」は
ハスガードさんが既に似たようなことをやってるので難しそうです。手頃な沈没船もありませんし、「一見クールだけど実は熱い男」というのを
押し出していくんじゃないでしょうか。あとインテリ設定はオーロラエクスキュージョン絶対零度の凍気を使わせる前振りかもしれません。
凍気の技って、使い手に熱量や原子についての知識があった方が技のイメージがしやすいと思うんですよ。で、勉強しつつ自分でも研究しているとか。
もちろん下手に使わせちゃうと完全に「デジェル>カミュ」になってしまうので、「死の直前に小宇宙を高めて絶対零度に至った」みたいな演出に
なるんじゃないかと自分は予想してます。


あと今週はいきなりシオンがズタボロになっててどうしようかと思いました。凄まじい登場判定事故に全国の牡羊座は涙目なんじゃないでしょうか。
以前聖域にアローンが来た時、「ハーデスの強さを強調するために来週あたり蟹座は背景で倒されてるといいと思う」という趣旨のレスがあったんですけど
今回のあれってそのまんまじゃないですか。243年後のヒュプノスもシオンが冥界に来たと聞かされて「雑魚だったから手駒にしてこき使っても安心じゃね?」
くらいは言ったかもしれません。……いや流石に幻覚だとは思うんですけどね。弟子2人を出せばハクレイの動揺を誘えますし、師の身を案じて結界に
突っ込んで行きそうなシオンはともかく、テンマ達と一緒にいるはずのユズリハを捕まえられるんだったら、わざわざ夢神たちに命じなくてもさっさと自分でテンマを
とっ捕まえて抹殺すればいいじゃんという話になりますし。


でもシオンの死体は幻覚としても、今回のヒュプノスの台詞回しは滅茶苦茶格好良かったです。
「私はそんなお前たち人間の心が紡ぐ諸々にいつも心惹かれる」
「夢然り」 「感情然り」 「芸術然り」 「不完全さ然り!」 「弱さ!」 「脆さ!!」
「そして神に逆らう愚かさ!!! さあ観せよお前の執念」 「つまらなければそれで終わりだ」
まさに神ならではの超上から目線ですよ! ミーノスに続いて原作で神聖衣を着た星矢たちにあっさりやられたヒュプノスの救済がついに!
この分だと一輝にやられたアイアコスも「EASY→VERY HARD」級に強化されてきそうで楽しみなのです。古今東西、悪役が魅力的な物語がつまらなかった例は無いのです。*1

ギャングスターウォーカーズ (カッパ・ノベルス)

ギャングスターウォーカーズ (カッパ・ノベルス)

*1:元ネタは吉川良太郎ギャングスターウォーカーズ」(光文社)の帯の文章。超かっけえ銀髪コートのギャングがステッキ振りまわしたり犬っぽいチャイナロリが六丁拳銃やったり上海が魔術でえらい事になったり14歳の少年がちょっぴり成長したりする話。早く続き出ろ。