ネコミミモードに見る世代間ノルタルジィ、もしくは知識共有のための先行投資のすゝめ



古橋秀之の「超妹大戦シスマゲドン」という本に

「エリカの流派(モード)はネコミミ、その姿は野生の神秘を暗示するッ!!」

という台詞があってまあジョジョ第二部とネコミミモードを引っ掛けたネタなんだけど、これって将来的には通じなくなるんじゃないかと思う。
ジョジョの方はいくら古くてもブログなり創作物なりでネタとして使う人がいて、それを読んだ人が原作に興味を持ったらそこいらの漫画喫茶で全巻読める。
けど例えば今現在中学生でこっちの世界に入ってきたばかりの子がいるとして、彼がネコミミモードを知る機会は果たしてあるのだろうかと。
百歩譲って今はあるとしても、5年後10年後はどうだろうかと。ジョジョネタは20年後の漫画読みにも高い確率で通じるだろうけど
こうした局地的・一時的なネタはその時代に生きた人間しか知りようが無くて、そういうのがネタ方面に限らず色々な分野で重なっていった結果として
世代間の差ってやつができていくんだろうなと思った。けど皆で共有できるネタは多いほうが楽しいと思うので、マニアックな作品が好きな人は
今のうちからどんどん布教するなりネタの材料にするなりして風化させないようにしておけば後々報われるんじゃないだろうかと思ったり。