ワンダと巨像



気にしてたソフトが軒並み評判悪かったので、確実な名作に手を出してみた。
ただひたすら巨像を探して打ち倒すゲーム。前作ICOはほぼ全編屋内の話だったのに対して
こっちはずっと外を走りまわる感じ。マップ上に仕掛けや謎解きは無く、フィールドはプレイヤーが
馬に乗って思う存分駆けるための舞台としてのみ意味を持つ。目標となる巨像は世界中に点在しており、
そこへ行くまでの道程は渾身のグラフィックで描かれた森だの湖だの砂漠だの岩場だの大空だのを堪能するための時間。
プレイヤーに課せられた障害は巨像の倒し方を考えること。使える武器は剣と弓、そして自身の頭脳。
スペック的には主人公が勝てるはずも無い文字通りの強大な敵をプレイヤーのリアル頭脳で何とかするのがこのゲームの肝であり、
その報酬は弱点への攻撃方法を確立した瞬間の高揚感として支払われる。これほど攻略が楽しみに水を差すゲームは他に無い。


関係ないが円形闘技場の底にいた巨像のブレス攻撃で地球防衛軍を思い出した。何だあれは巨像の体液か。
というか巨像に少年が単身挑むのがおかしいのであってこういうのはむしろEDFの管轄だと思う。
1体くらいは地味に弱点探すのでなく圧倒的な火力で粉砕してみたい。まるきり違うゲームになるだろうけど。