王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜:大河原遁 スーパージャンプ



10年以上昔、ジャンプに掲載されていた幻の10週打ち切り漫画『かおす寒鰤屋』の作者によるイタリア服飾職人漫画。
当時「濡れるのも風情だ」にシビれて憧れた自分としては、あの人が未だに漫画を描いていてしかも13巻まで続いてること自体が驚きだったのです。
それでいて内容も想像以上というか、綿密な下調べによるトリビア的知識とそれをストーリーに組み込む構成力とドタバタコメディ分と萌えキャラと、
って感じで寒鰤屋の良いところを残しつつエンタメ分を増量させていて非常にブリリアント。自分の知っている面白い漫画がまたひとつ増えました。