今週のネウロ 第90話 0【―】



春川切ないよ春川。
キスしておいて遠いと嘆き、近づくために10年かけて研究続けて犯罪にまで手を染めて
無理だとわかっていながらも永遠に計算を続ける気でいて消滅する寸前の刹那でようやく会えた。
死んだ人間に会う方法は最初からそれしかなかった。0と1の狭間の世界、その限りなく0に近い場所で彼女は待っていた。
会えたのは18分の1秒。春川にはそれだけで十分だった。本当に満足していた。もっと欲張ってもいいのに。


春川とHALの目的は同じ。存在意義も意志も刹那の再現だけ。それが無理だと悟った春川は死を選んだ。
だけど自己消去できないHALは止められていなかったら永遠に計算を続けるしかなかった。
ヤコの行動は救いだった。それをわかっていてもヤコは悲しいと思って泣いた。
ネウロにはそれが理解できない。HALを思って泣いた理由も、父親を亡くした悲しみもネウロにはわからない。でも気遣うことはできる。
泣くのではなく笑うべき。初対面でネウロがヤコにかけた言葉と同じ、だけど今度は違う意味。
ほんの少しだけど、ヤコだけでなくネウロも変化しているのかもしれない。肉体だけでなく、心の方も人間らしく。


まあ直後のボーボボでいい感じにぶち壊されたわけですが。何2人してJUSにハマってますかあの師弟。
元々ボーボボのキャラなのでは? ってくらい全く違和感が無かったです至郎田。本編ではDCS真拳使う暇もなくやられたんですよきっと。
というか至郎田はネウロと戦った時期が悪かったんだと思います。地上に来たばかりで核兵器でも殺せない魔人に挑むのはさすがに無理があるかと。
分身してボーボボ達と戦ってた描写からするに、実はX程度には強くても全然おかしくありません。弱ってた頃なら絶対良い勝負できてましたよ。