がるぐる! 



成田良悟さんの最新作にして電撃文庫5月の新刊。てっきりGW中に読めると思ってたのだけど。


まず最初に何より、例のイラストがデイビッド・ライスにしか見えなかった件について。
すいまセーン、ボクウソついてまーしたってなんか状況的にも凄いピッタリだし。あの鼻があと3センチ長ければ。


とりあえずメインである犬の話に一応の決着がついた感じ。特に番犬の話は相方含めて完膚なきまでに終了したね。
狂犬と負け犬の話もまあ、対決自体は1巻で終わってるし。あの2人については、今後の関係を感じさせるラストというか何と言うか。


あと殺人鬼とそれ絡みで探偵姉弟の話も終了。曲がりなりにも当初の依頼は果たしてたし。
シャーロットにはバリツ使って欲しかったのだけど、まあその単語が出ただけでもよしという事で。
そして弟さんはWelcome to The World. 実姉相手に何恥ずいポエムもどき考えてますかあの人。


バネ足ジョップリンは基本的に狂言回しだけど、現実の中に伝説を築くことを選んだ時点で物語の登場人物の1人。
自分の目的は達成してたので、一応この人についても話は終わってると思った。


あとはイーリーとその兄の話も終わってると言えば終わってる。爆破事件の原因突き止めて解決したし。
ネズミと地図の子は2巻で主役みたいなものだったのでこれもOK.


で、残ってるのがギータルリンとかリーレイとか護衛部隊の人たちとか。
それなりに重要人物なのに、全3巻通じて物語の中心にはいられなかったという印象が。
なので番外編に期待。特に護衛部隊のガチ戦闘は凄く見たい。まだ能力不明な人も多いし。